Vol.8 ~オバマ大統領広島訪問は中国の歴史「加害者」カードを砕く一撃だった~

Vol.8

【参考サイト】http://www.zakzak.co.jp/…/…/20160530/plt1605300829001-s2.htm( ZAKZAKより)

 

「広島演説」に関する記事やコメントがあふれかえっている最中に、どのようなviewがフォロワーにとって読むに値するモノになるのかを考えてあたら、もう5日も経ってしまった(T_T)。

世界が絶賛した5/27のオバマパフォーマンスについて、「広島演説」の全文(日本語訳(笑))を読み、核と日本と世界の歴史と現状を踏まえ、私自身の素直な感想を書いてみた。それにあたり、一応、世間ではちょいと右寄りとされる産経新聞の記事を借りることにする。

米大統領が過去に一度も原爆投下の地を訪れていなかっこと自体、日米中の国家間に残る蟠り(わだかまり)を清算しようとする意思が、いずれの国の過去の指導者にもなかったことが分かる。記事にあるように、89年の第二次天安門事件以来、未だに国内安定のツールを反日イデオロギーにしか頼れない中国政府については、国民が賢くなり、自らの手で今の共産主義政府にNOを叩き付ける革命が起こらない限り、今のスタイルは一生変わらないので、話題にするのは一旦諦めよう(笑)。
この記事には同感するが、さらに、もう少し、私の考えを付け加えるならばこうだ。まずは、オバマ陣営側から。この8年間、前任の大統領の掃除に随分時間を割かれたが、民主党の大統領らしくグローバリゼーションの面では対キューバや対イランなどそれなりの結果を残したと思う。しかし、就任早々、「核なき平和」を実現する前に、(間違えて)受賞してしまったノーベル平和賞に値する業績を残しきれていないことはオバマ本人も気分が悪かったはずだ。そのグッドタイミングで日本政府からの要請。これは沖縄問題で揺れる日米同盟にもまたとない好機と捉えたであろう。申し分ない演説内容はさることながら、その文章に沢山の赤字を入れて自己流の演説に変えていた(英ガーディアン紙が報じる)オバマの演説力と、その後のあまりにも自然すぎる被爆者への配慮(コミュニケーション力)は、「原爆への謝罪」を越える最高のパフォーマンスとなった。

この演説は、戦後史の授業で話した「1870年の西独首相ブラントのワルシャワ演説」(小雨の降る中、ゲットー跡地でのひざまづき謝罪)に匹敵する評価を世界に与えた。アメリカの尊厳も失わず、敗戦国の人々を喜ばせた。日本の政治家には絶対にできないパフォーマンスであったことは確かだ。

しかし、気になるのは、米軍基地反対派にとって、女子大生殺害事件を揉み消されそうな勢いになろうということ。「広島が沖縄を影にした」とならないよう、国民は注視せねばいけない。
もう一方は、日本政府側から。
結果を見ての通り、内閣支持率は急上昇した。オバマの予想以上のパフォーマンスは「安倍外交の成功」と取られたのだ。しかし、サミットのどさくさに紛れての消費税先送り宣言は想定内だったとしても「アベノミクスの失敗」を裏付けるものであるにも関わらず、マイナスな論点ともならなかった。まさに「外交が経済を影にした」形となった。

しかし、税収が不足するのは事実であり、日本財政の健全化は遠退いた。代わりに法人税をあげようものなら外国企業に逃げられる。パナマ文書にあやかって、高所得者への課税を強化すれば自民党の支持基盤は揺らぐ。

消費税が上がらないことを喜んでいると、そのとばっちりは必ず国民に跳ね返ってくる仕組みになっていることを日本国民一人一人が知っておくことだ。特に、30代以下の若者で経済に精通していない者が大いに損をする時代が到来するだろう。具体的にはいつかお話できる機会があるかと思うが。

そして、最後に核について。
今回の演説を現実味の無い口先だけのモノとは決して言わない。しかし、現実的に核は無くせない。全て無くせば、世界は「隠れて核を持とうとするならず者」の存在に怯えなければならず、必ず核を越える恐ろしい兵器も発明されてくるだろう。いや、もう実験段階にあるかもしれない。

だから、大切なの「認識」なのだ。過去は責めるものではなく、学ぶものである。惨(むご)たらしい大量の死、その地獄絵を全世界が「認識」し、人間の「良心」が「神」や「イデオロギー」を越える必要があるということを理解することなのだ。これは宗教批判ではなく、歴史から学べることだと私は確信できる。あとは、人間の「良心」を信ずることができるかだ。


 

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