Vol.16 ~オリンピックがもたらす真の意味と国民の意識~

Vol.16

【参考記事】 http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/23/olympic-flag-tokyo-2020_n_11670380.html

 

レスリングも400mリレーも応援したかったのですが、コーカサスは旧ソ連だったこともあり、ロシアやウクライナなど旧ソ連の国々が活躍できる競技しか放映されませんでした。だから、ドーピング問題で揺れた陸上があまり放映されないのは当然至極な話(T▽T)。…

それにしても、体格的に決して恵まれていない日本人が水泳も陸上も体操も卓球でも、「個人より団体」に強さを発揮できるのは、これぞ「日本万歳」と言えるでしょう。

海外では日本人はよく「アリ」に例えられます。コツコツ、計画的に、そして確実に。しかし、今回のオリンピックで新たに「力を合わせると象でも倒せるアリ」を世界に印象づけました。教育現場において「個の重視」が騒がれる昨今、個を磨くより重要なことを忘れてはいけないことを教えてくれたと思っています。

だから、泣ける。自分のためだけじゃなく、皆のためになける。そんな国民だから、日本人は優しい・誤魔化さない・信頼できると世界的な評価が高いのだと、世界を旅していて常々感じるのです。

今回のオリンピックは、日本の良さが際立ちました。そして、過去最大に不安山積だったリオ五輪とは違い、東京五輪への世界からの期待感も大きくなりました。
テロ不安少なく、治安良く、便利で、設備も最良。しかし、内からみればどれも万全ではありません。そのため、政府も東京都も全力をあげて、大量のお金を投資して、準備をしてくるでしょう。

ただ、間違えないで欲しいこと。
今回のリオ五輪も掛かった費用は北京五輪の20分の1、治安も設備も最悪でしたが、終わってみれば、決して悪い評価ではありません。

勿論、日本国民として立派で盛大な国際イベントが行われることは気分が悪いものではありません。しかし、自分達の税金が湯水のように使われていては本末転倒でしょう。しかも、国家プロジェクトとは言え、国民一人一人の今の生活の方が100倍大切なはずですから・・・。

今、日本が直面している問題は少なくありません。女性が働くこと、外国人が増えること、憲法が変わること、領土問題が外交問題になること、景気がいっこうに良くならないことなど。

あまり、「オリンピック」に気を取られ過ぎて、2020年以降、国民の不満だけが残ったということになりかねないのです。これから、都税や国税があがります。勿論、社会保障のためでなく、オリンピックという国家プロジェクトのために。

国民一人一人がしっかりと監視していかないと、一部の政治家に騙されかねません。血税は政治家にとってはワインであることを忘れてはいけません。政党関係なくです。勿論、悪いのはそう言う政治家をしっかりと監視できない国民の意識の低さにあるは当然です。

政治家の世界には敵や味方はありません。だから、ご贔屓な政党にこだわらず、国民はどの政治家をも敵のつもりで監視すること、彼らの給与が我々の税金である以上は、その義務?を有すると思っています。

東京五輪で、一部の政治家が私腹を肥やすことがないように……

追伸)
今回のオリンピックで活躍したスポーツ選手が政党の口車に乗って、次の衆議院選挙に立候補するのだけはやめて欲しいです。せめて、中3の公民と大学受験のセンター政経で満点を取れるくらいの知識を得てからにして欲しいと思うのは私だけでしょうか。。。

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