Vol 05
【参考記事】ロンドンに史上初のムスリム市長誕生か、英統一地方選http://a.msn.com/r/2/BBsEV51?m=ja-jp&a=1
(AFPBB Newsより)
久しぶりに気持ちがいい記事を目にした。勿論、まだ結果になったわけではないが、世界も捨てたもんじゃないなあと。
勝手な歴史感と偏見、さらには自らの保身のためのネガティブ攻撃など歴史を狂わせてきた根源は、特に政治家に多く内在し、移り気な国民を煽動してきた。国民もただ一時的な居心地の良さに満足し、歴史を走らせてきた。
しかし、今のロンドン市民は自分たちに本当に必要な長を知っている。2005年7月7日にロンドンで起きたイスラーム教徒による同時爆破テロを知らない訳じゃない。無論、昨年のパリや今年のブリュッセルで起きたイスラーム教徒のによるテロ攻撃を忘れた訳じゃない。「宗教」「信仰」が恐怖なのではなく、「寛容性のない偏った歪んだ強さ」が恐ろしいのだということを分かっているのだ。
EUからの離脱が問う国民投票を来月に控える英国の未来に大きく影響がでることは間違い。しかし、ライバルとなる保守党党首兼英国首相であるキャメロンにとっては、「EUからの離脱を回避したい点」では追い風になるだろうが、ロンドン市長が労働党に奪われることは、「国内の政権運営の点」では向かい風になる。
どちらにしても、一つの出来事で国の風向きを変えられことを証明できるはずた。やはり、政治家が国民を変えるのではなく、国民が賢い選択をすれば政治家もさらには政治の流れまでも変えられるのである。
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