Vol.4 ~ドイツ 難民受け入れ反対の政党が集会 抗議のデモが暴徒化~

Vol 04

【参考サイト】http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160501/k10010505471000.html

とうとう、ドイツでも始まった。移民・難民受け入れ反対派 × 賛成派 のbattle。

イギリスでも2週間前に似たような事件が起きていて、これはイギリスのEU離脱の是非とも繋がっている。

もともと、大量の移民を抱え、国民的な纏まりを欠くフランスは11月のテロ以来、難民受け入れに懐疑的な国民が増えたこともあり、最終的に敗れたものの、地方選挙ではナショナリズム(右翼)政党が善戦した。

ナチスの亡霊を恐れるドイツ国民は、比較的難民には寛容であったのだが、今回難民受け入れ反対集会が広がりを見せる中で、ドイツ国民自体も歴史と重ね合わせ、ジレンマに陥っている。

「グローバリゼーション的な人権」なのか、「国民国家にある人々のための人権」なのか、全会一致での同じ選択などできる訳はない

世界全体がそんなジレンマに陥る前に、世界的なルール(秩序)の必要性が急務となろう。今度のサミットで出されるだろう「助け合いの精神」など、政治家の詭弁に過ぎない。「非情」と「寛容」のバランスを全世界が理解する必要もある。


 

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